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こんにちは、館長のameです。
この記事では「意外と見落としがちな図書館活用法」を紹介しています。
創作活動には調べものが必須。
図書館をかしこく利用して、創作活動を加速させちゃいましょう!
図書館が好きすぎて、夏休みにお昼ご飯も忘れて入り浸り、実の母から小学生にして活字狂と呼ばれたわたしが図書館活用法を紹介します。
ゆるめの文章回です
まず、わたしが考える「図書館を利用するメリット」を6つ紹介します。
図書館は市営や区営などの身近なものから、日本国内の出版物をすべて収容した国立国会図書館まで、いくつかの種類に分けられます。
なおこの記事で紹介するメリットは一番身近にある地域の図書館で十分享受できますよ。
図書館の種類についてはのちの章で解説していますので、先に読みたい方は少し上にある目次から飛んでみてくださいね。
図書館のメリットで一番最初に思い浮かぶのは、雑誌や本などを無料で読んだり借りたりできることではないでしょうか。
創作するものによっては、何十冊と資料が必要になることもありますよね。
それらすべてを購入していたら、お金も保管スペースもあっという間に不足してしまいます。
活動が実を結ぶ前に、資料代で破産してしまうなんて悲しすぎる。
これらを肩代わりしてくれる図書館は本当に、ほんっとうにありがたいですよね……!
ただし図書館の本はどれだけたくさん借りられても、著者や売上に還元・反映されないという業界的なマイナスポイントがあります。
たくさん読む本や、特に感謝の念を伝えたい著者さんの本は購入して応援する!という気持ちも忘れずにいましょう。
わたしは
「図書館は無料でまるまる一冊じっくり試し読みできる場所。気に入ったら本屋で買う」
という感覚で利用しています。
「一番近くにある図書館は小さくて、欲しい本がないから使ってない」
という方は本当にもったいない!
ほとんどの自治体で、取り寄せサービスを提供しています。
これは同じ自治体の他の図書館にある本を、希望の図書館へ取り寄せてもらえるというもの。しかも無料。
貴重な資料や最新号の雑誌などは対象外のケースもありますが、ほとんどの本が対象です。
取り寄せ依頼を来館前にオンラインで済ませられる自治体も多くあるので、ぜひお近くの図書館で聞いてみてくださいね。
もし欲しい本がその自治体すべての図書館にない場合は
「買ってください!」
と言えるリクエストサービスがあります。
買ってくれるかは図書館側の判断になりますが、言うのはタダなのでどんどんお願いしてみましょう!
本は発売されてからしばらくすると、よほどのベストセラーでない限り「絶版」になります。
絶版になった本でも図書館ならまだ保存している可能性があるので、ぜひ検索してみましょう。
なお国立国会図書館には原則として、日本国内で発行されたすべての出版物があります。
地元の図書館にない本も、国立国会図書館ならあるかも!
図書館には本棚だけでなく、執筆に使える自習スペースやフリースペースがあります。
自宅では煮詰まってしまいやすい方は、環境を変えて図書館で作業してみると良いかもしれません。
無料なのもうれしいポイント。
ただし
- パソコンやスマホ、キーボードなど電子機器を使う場合は専用スペースに限る
- 1回につき2時間まで
- 事前に予約が必要
などの規定がある図書館も多いため、利用ルールを確認してから行きましょう。
ほとんどの図書館は、ホームページで丁寧に案内してくれています。
- 貴族の成り立ちについて調べたい
- 猫の祖先はどの地域にいたのか調べたい
など知りたいことがはっきりしているのに、どんな本を読めばいいかわからないときは、図書館で質問してみましょう。
司書さんが
「この本に書いてありますよ」
と、丁寧に教えてくれます。
ちなみに見出しの「レファレンス」とは情報提供という意味です。
図書館は単に本を貸してくれるだけでなく、利用者に情報提供する役割も担っているのです。
「ほしい情報はどの本に書いてあるのかな?」
と悩む時間は創作活動にあてて、さくっと本のプロに教えてもらいましょう!
実は自分が住んでいる地域の図書館だけでなく、通学や通勤先の地域や、隣の自治体の図書館でも本を借りたり取り寄せたりできるんですよ。
こういったサービスは、利用したい地域の図書館で「利用者登録」をすることで利用できます。
もちろん誰でも利用者登録できるわけではなくて、一定の受付基準があります。
例えばameが住んでいる千葉県松戸市では、市立図書館の利用者登録ができる人はこんな条件になっています。
- 松戸市にお住まいの方
- 松戸市に在勤・在学・在園している方
- 松戸市に隣接している市区(流山市・柏市・市川市・鎌ケ谷市・葛飾区)にお住まいの方
※「利用カード」は0歳から作ることができます。
もし市川市に住んでいる人が
「自分が読みたい本は松戸市のほうが多く所蔵してる!」
と思ったら、松戸市立図書館で利用者登録すれば借りられるんです。
この制度は意外と知らない人が多いので、よく行く隣の市などでも利用者登録しておくと便利ですよ。
個人的に千葉県内の隣接市区だけでなく、東京都葛飾区に住んでいる人も利用者登録できるのは興味深いなーと思いました。
みなさんも近隣地域の図書館も視野に入れてみてくださいね!
冒頭で少しお話したように、図書館は運営元によって特色が異なります。
探したい資料のレア度に応じて使い分けてみてくださいね。
◯◯市立や◯◯区立など、その地域の管轄自治体が運営している、いわゆる「地元の図書館」のこと。
自宅を起点に考えると、ここが一番アクセスの良い図書館だという方が多いのでは?
東京都立や大阪府立など、①地域の図書館よりも大きい行政が運営している図書館。
①地域の図書館よりも規模が大きいので、とにかくたくさんの本に出会いたい場合におすすめ。
①地域の図書館にほしい本がなかった場合、②都道府県立の図書館から取り寄せてくれる地域もあります。
ameが住む千葉県松戸市にもこの制度があり、松戸市立図書館にない本は千葉県立図書館から取り寄せてもらえます。
松戸市のステマだよ(嘘)
日本国が運営する唯一の図書館である国立国会図書館。東京都内2箇所と京都府に施設があります。
- 東京本館:東京都千代田区
- 国際子ども図書館:東京都台東区
- 関西館:京都府相楽郡
なお東京本館と関西館は、18歳以上の方のみ利用できます。
各館のアクセスはサイト下
ちなみにameが住む千葉県松戸市では、松戸市にも千葉県にもない本を国立国会図書館から取り寄せてもらえるサービスがあります。
この場合の貸出はできず、松戸市図書館の本館で閲覧のみとなりますが、ありがたいですよね!
松戸市のステマだよ(嘘)
一部の大学やキャンパスでは、地域住民に図書館を開放しているケースがあります。
一般的には①地域の図書館から、提携している大学への紹介状をもらって、大学図書館を利用する流れとなります。
ameが現在住んでいる千葉県松戸市、そして以前住んでいた東京都世田谷区にもこの制度があったので参考リンクを貼っておきます。
松戸は千葉商科大と連携
世田谷は提携大学が多い
利用できるルールが地域によってちょっとずつ違うので、詳しくはお住まいの図書館ホームページか図書館の方に聞いてみてください。
変わり種ですが、個人で図書館や図書室を開放しているケースもあります。
維持管理の費用を個人で負担するのは大変なので、入館料などがかかる場所も多いそう。
ここは無料です
ameのイチオシは少女まんが館なのですが、ほかにもたくさんの私設図書館があるので、興味がある分野で探してみては?
予想できないすてきな出会いをしたいなら、リアルに勝るものはなし!
ということで、インスピレーションを求めて本屋や図書館に行くのはとてもいいチョイスだと思っています。
本屋ももちろんいいのだけど、じっくり試し読みしたいよね~とか、お金ないなぁ~という方は全力で図書館へ行くべし!です。
特に
「この内容が載っている本のおすすめは?」
というざっくりした質問に、しっかり答えてくれる国家資格の図書館司書さんはすごいです。本当に。
このブログを閉じたら、ぜひ近くの図書館へ行ってみてください。
新しい出会い、あるかもよ?
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